ミュージアムショップで出会った美しい切り絵細工。「光が差し込んだら綺麗な影模様ができるだろうなぁ」と、ひらめきました。舞台は我が家のベランダ、主役は黄色の衣装をまとった花。脇役として切り絵は直接登場しないで、影での出演。画用紙の上に花を置き、左手で切り絵を持って、右手でカメラを操作しました。切り絵は斜めにして影の模様に変化をつけ、少し離して影の濃さを抑え、光と影の演出をしました。自分の描いたイマジネーションの世界を表現することは、舞台の演出家になったような魅力があります。撮影小物は、花との相性を考えて選んで下さいね。(文・舘 弘美)






 近所を散歩していた時に、ふと見上げると、まるで生クリームたっぷりのケーキのような八重桜!「ピンクのやわらかな花びらが生クリーム、濃いピンクのつぼみがサクランボ、真ん中の緑の葉っぱがロウソク、桜のケーキだぁ」と、言いながらイメージを膨らませ、楽しく撮影しました。よりおいしそうに見えるようプラス補正をし、カメラの内蔵ソフトを使いました。この作品を見るたびに、桜のケーキに出会えた喜びと、ワクワクドキドキしながら撮った幸せな気持ちが蘇ってきます。自由な発想を楽しめた子供の頃のような「やわらかあたま」で、いつまでもいたいものです。(文・舘 弘美)






 近所の花屋さんで、一目惚れして買ったレインボーカーネーション。洋菓子のようにカラフルで可愛らしく、色彩を生かして撮ってみたいと思いました。花の色合いを引き立たせるために、白いティーカップと組み合わせ、さらに段染めのストールを使って背景をグラデーションにし、カラーコーディネーター気分でセッティングしました。窓際のやわらかな自然光と、カメラの内蔵ソフトを使い、明るく楽しい雰囲気に撮りました。華やかな色の持つ癒しのパワーや、ティータイムのハッピーな気分を、作品から感じ取って頂けたら嬉しいです。「写真は頑張るものではなく楽しむもの」室内撮りにレッツトライ!(文・舘 弘美)



たて・ひろみ
福島県いわき市生まれ。幼稚園教諭、保育士を経てフォトアーティスト。小学校、生涯学習館、ミュージアム(秋山庄太郎写真芸術館・米沢市上杉博物館・新潟市新津美術館等)で講師、秋山庄太郎記念湯沢高原フラワーフォト撮影会講師・同コンテスト審査員、花見山フォトコンテスト秋山庄太郎記念花見山の四季部門等で審査員。「秋山庄太郎『花』写真コンテスト」グランプリ、「秋山庄太郎記念米沢市写真文化賞」文化賞、「きもの姿ほのぼのフォトコンテスト」特賞・京都府知事賞、「モンキーセンターアニマルフォトコンテスト」朝日新聞社賞をはじめ、「岩合光昭ネイチャーフォトコンテスト」、「吉川英治記念館写真コンテスト」など受賞多数。秋山庄太郎写真芸術館、富士フォトギャラリー新潟、箕面市立図書館(大阪府) 、かしま病院・特別養護老人ホーム(いわき市)、フォト&カフェSoLUNA(盛岡市)等で個展。