色画用紙を段ボールやパネルに貼り付けて背景にし、花をその前に立てて撮影してみました。撮影場所は室内で左側に窓があり、自然光のみで撮りました。目で見た時よりも撮影データの色合いが違って見え、ピンク色をした花が、こんなに浮かび上がってくるのには驚きました。花の色と画用紙の色の組み合わせによって、ヴァリエーション豊かに色彩を楽しむことができると思いました。最近暗い出来事が多いなか、パッとみて明るい印象的な写真なら、気分も晴れるね、などと想像しながら撮影しました。(文・鹿島千香子)






 新型コロナウイルスの影響で、しばらくのあいだは今までのようには外へ出かけられないかもしれない…。ということから、どこでの撮影がいいかを考えたところ、まずは室内が思い浮かび、窓から入る自然光のみで撮影をしました。花は一輪花瓶に入れてフローリングの床に置き、真上から撮影しました。左側のカーテンの隙間から差し込む日差しが、床に反射する模様と、花の角度をあわせるのは絶妙でした。花に寄ったり引いたりいろいろ試しましたが、真上からのアングルが私としてはしっくりきました。光の差し方によっても変化を楽しめると思います。(文・鹿島千香子)






 部屋にいることが多くなり、毎日見る同じ光景に何か変化が欲しいと思い、いくつか花を購入し、ガラスの花瓶に入れてアレンジしました。花はシンプルに気取らないように自由に飾りました。部屋に花があるだけでこころが落ち着いて気分も変わります。撮影した日は曇っていたのですが、ブラインド越しに入るやさしい光がやわらかく、背景によいかと思い、テーブルの上に置いて撮影しました。花の色が白系でしたので、背景との露出差もあまりなく、よい感じになりました。(文・鹿島千香子)



かしま・ちかこ
フォトプロデューサー/日本大学芸術学部写真学科卒業後、鰹H山写真工房入社。ブライダルをメインに、幅広い年代のポートレートを数多く撮影。現在、写真集の編集制作を中心に、写真のセレクト、デザインやレイアウトなどを担当。数多くのクライアントに接するなか、人それぞれの想い・考え方・好みをどのように写し、表現していくかの探求を日々楽しみながら取り組んでいる。同社は、秋山庄太郎が戦後間もなく東京・銀座に開業後、1971年改組し現在に至る。全国13か所で創業者秋山庄太郎の写真芸術を理念に据えた活動を展開している。