本コンテストは2002年の創始以来、写真芸術による福祉支援を理念としています。
グランプリ・特選10作品は、秋山庄太郎撮影作品とともに、
福祉施設や福祉活動に携わっている団体などに寄贈されます。



※作品画像をクリックまたはタップすると作者メッセージがご覧いただけます。





「夏の日」
齋藤 彰(山形県)




「無垢な世界」
井上 舞子(茨城県)




「高原の朝」
木村 一郎(群馬県)




「野バラと戯れる」
今井 千穂(埼玉県)



「たおやかに咲く」
古賀 さつき(長野県)



「ティンカーベルに出逢った夏」
清水 清一(長野県)



「気高く」
光井 好生(奈良県)



「大根島の河津桜」
児島 巧(島根県)



「ガッツポーズ」
福山 雅朝(福岡県)






「紅雨」
高橋 一男(岩手県)



「かくれんぼ…みーつけた!」
羽田 茂穂(山形県)



「ベルベットブルー」
遠藤 康彦(福島県)



「卒業」
川崎 之子(福島県)



「麗華」
木下 正夫(群馬県)



「夏の装い」
住 由子(埼玉県)



「春告草」
巻島 秀男(埼玉県)



「スターマイン」
松井 正純(埼玉県)



「しだれ」
落合 俊哉(東京都)



「姉妹」
當麻 勝正(東京都)



「マンション暮らし」
西岡 朝子(東京都)



「静寂に一輪」
平林 勝利(東京都)



「狭庭の貴婦人」
宮嵜 雅栄(東京都)



「つばき ひとつ」
沖 久典(神奈川県)



「炎の女王」
小谷 真弘(神奈川県)



「春のおとづれ」
八幡 雄紀子(新潟県)



「夜に咲く花・月下美人」
関川 秀孝(長野県)



「初恋の花」
山口 義文(岐阜県)



「ファンタジー」
鈴木 義德(静岡県)



「純潔の花 フリージア」
伊藤 秀夫(愛知県)



「幸せな時間」
細田 浩(愛知県)



「山里の初夏」
水野 徹(愛知県)



「赤紫の旋律」
城田 清延(三重県)



「生きる力」
中川 昭(三重県)



「雪に埋もれて」
平野 久子(三重県)



「気品」
梁井 英雄(三重県)



「秋を奏でる」
藤田 文子(滋賀県)



「立てば芍薬」
西本 正明(大阪府)



「誇り」
藤本 凌海(大阪府)



「真夏の妖精」
吉田 有里(大阪府)



「清楚なほほえみ」
影山 和彦(岡山県)



「白拍子(しらびょうし)」
上村 裕子(岡山県)



「雨霧に咲く」
谷野 和恵(山口県)



「崇高」
谷野 隆(山口県)



「早春の妖精」
道土井 友子(愛媛県)



「優美にほころぶ」
大西 展子(福岡県)



「光の中で」
永富 治子(福岡県)



「グラデーション」
矢頭 昭治(福岡県)



「紅(べに)の誘惑」
後藤 秀彦(大分県)



「何を見ているの」
本村 智(鹿児島県)

(ユース賞は応募時点で18歳以下の方の優れた作品に贈られます)




「原生の流辺」
三谷 健(北海道)



「化学反応」
檜森 春華(秋田県)



「金平糖?」
阿部 直美(山形県)



「微笑(ほほえみ)」
山田 順子(福島県)



「女優」
川﨑 孝一郎(茨城県)



「高原に咲く」
山本 健(茨城県)



「大空に舞う」
川田 武男(栃木県)



「可憐」
渡辺 新一(栃木県)



「藤のある風景」
石綿 良全(埼玉県)



「COLORS」
井之口 聡(埼玉県)



「立ち昇る春」
須藤 康男(埼玉県)



「春のともしび」
青木 有里(千葉県)



「名もなき桜」
池田 幹人(千葉県)



「雨の朝」
植松 護(千葉県)



「紅き花の季節」
菅野 隆一(千葉県)



「語る薔薇」
積田 美智子(千葉県)



「秋の花模様」
泊り 忠昭(千葉県)



「キツネダンス」
大久保 優(東京都)



「幸せの赤と白」
富永 賢(東京都)



「美女誕生」
宮﨑 久史(東京都)



「静寂」
黒木 正行(神奈川県)



「嬉しい春」
安達 初美(新潟県)



「春絨毯」
二瓶 純緒(新潟県)



「花火」
野崎 洋子(新潟県)



「昼陽を受けて」
星 正太郎(新潟県)



「凛として」
渡邉 隆(新潟県)



「ウェディングベール」
浅田 津夜子(長野県)



「山里爛漫(やまざとらんまん)」
岩垂 誠(長野県)



「幸せを呼ぶ」
唐澤 聖(長野県)



「春だよ!!」
田中 郁司(岐阜県)



「華やかなり」
松下 恭代(静岡県)



「幸せの鐘」
大鹿 達朗(愛知県)



「春陽」
片岡 將(愛知県)



「幽玄に咲く」
平野 美佐子(愛知県)



「一景」
石井 正臣(滋賀県)



「威風堂堂」
吉田 也寸志(滋賀県)



「凛」
公文 啓一(京都府)



「誕生」
高橋 宗尊(京都府)



「秋の賑わい」
岡崎 美香(大阪府)



「密やかに」
北岑 順彦(大阪府)



「裏顔」
高瀬 凜(大阪府)



「月姫」
林 伶俐(和歌山県)



「紫陽花夢」
難波 修治(岡山県)



「晴すがた」
喜多 昌弘(徳島県)



「三淑女」
増田 邦彦(香川県)



「大家族」
吉川 航太(愛媛県)



「雨の日の主役」
南 義実(福岡県)



「輝き」
都城 正樹(福岡県)



「合唱」
小池 菜々美(熊本県)



「夢現」
児玉 さとみ(鹿児島県)


【審査講評】 光る観察眼と技術力 広がる花写真表現の世界

 回を重ねるごとに、全体的にレベルがアップしています。
 花の魅力を大きく引き出すアングルや、花の周囲の空間を上手に活かした構図など、撮影者の研ぎ澄まされた観察眼と、多彩な発想を表現する高い技術力に裏打ちされた作品が多く見られました。なかでもグランプリ作品「或る大地」は、花びらを大地に見立てたダイナミックな意欲作で、今までにない個性的な表現を感じました。
 一方、応募要項が守られていないもの――たとえば、応募票がメンディングテープでなく、セロハンテープや糊で貼られたものがあったのは残念です。
 タイトルは作品の魅力を引き立たせる大切な要素のひとつです。撮影意図を適切に表現できているか、不快感を与えたり誤解されそうな表現になったりしていないかなど、さまざまな角度から工夫や確認をしてください。
 年代としては、シニア世代ベテランの方々の実力が光ります。若年層の皆さんの応募も増え、ピントや構図、トリミング等の基礎的な面が課題ですが、新鮮な視点で作品制作にあたっている傾向にあり、十代は準特選以上2名・入選4名、二十代は準特選以上3名・入選2名と健闘しています。
 秋山庄太郎が生前、本コンテストについて「応募作品のレベルが高く、日本で有数の写真コンテストになるだろう」と語っていたとおり、花写真表現の世界がより広がり、これからもどんな作品が登場するか楽しみです。
秋山庄太郎「花」写真コンテスト審査委員会

〈主催〉
秋山庄太郎「花」写真コンテスト実行委員会

〈協賛〉
カメラのキタムラ、秋山庄太郎写真芸術館
株式会社秋山写真工房、有限会社イマジン・アートプランニング、ОMデジタルソリューションズ株式会社、
キヤノンマーケティングジャパン株式会社、株式会社ケンコー・トキナー、株式会社スリーノーマン、
ソニーマーケティング株式会社、株式会社第一印刷、株式会社ニコンイメージングジャパン、
ハクバ写真産業株式会社、パナソニック マーケティング ジャパン株式会社、ぴあのおもてなし隊(笠松規子、齋藤康子)、
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、リコーイメージング株式会社

〈後援〉
秋山庄太郎写真芸術協会、一般社団法人日本フォトコンテスト協会

〈運営協力〉
秋山庄太郎記念芸術文化振興協会

〈審査委員会〉
坂井田富三 (写真家)
中村由利子(作曲家・ピアニスト)
舘  弘 美 (フォトアーティスト)
鹿島千香子 (フォトプロデューサー)
小林 健三 (グラフィックデザイナー)
小池 徹郎 (編集者)
齋藤 智志 (秋山庄太郎写真芸術館主任学芸員)

〈実行委員会〉
佐藤 卓  (カメラのキタムラ)
嵐 三知男(メディアプロデューサー)
髙辻 謙正 (写真家)
上野 正人 (キュレーター)
大山 宏  (秋山庄太郎著作権等管理委員会)
秋山 啓佑 (秋山庄太郎メモリアルプロジェクト)

【実行委員会より】

・ベテランによる洗練された作品に加え、若い方の応募が増えて作品のバリエーションがますます豊かになったように感じます。新しい視点の作品に出会えたことを嬉しく思います。今回は約2500点もの作品をご応募いただきました。魅力的な作品をたくさんご応募いただき感謝申し上げます。

・前回(第19回)の秋山庄太郎「花」写真コンテストのグランプリ・特選作品は、秋山庄太郎額装作品とともに、下記に寄贈させていただきました。
 旭市立いいおか保育所(千葉県旭市)
 社会福祉法人 堤福祉会 特別養護老人ホーム らふたぁヒルズ(岩手県大槌町)


代表委員 佐藤 卓(カメラのキタムラ)


※各賞中の作者・審査委員・企業・団体等の敬称は略し、作品とも順不同で掲載させていただきました。

秋山庄太郎「花」写真コンテスト実行委員会